ブリッジSEへの期待感が増しているのは、それだけ大きな役割を果たすことになるからです。グローバル化の流れが加速していることを考えれば、当然のことといえるかもしれません。
新たなビジネスモデルを構築していくためには、以前とは異なるアプリケーションやソフト、プラットホームなどの開設が求められます。以前のモデルや取り組みを踏襲しているだけでは、画期的なサービスを作り上げることは難しいといわざるを得ません。
現代のビジネスシーンではよく見かけるようになった他国の開発チームとの緊密な連携も必要です。そういうときに活躍するのがブリッジSEです。
ブリッジSEに求められるのは、卓越したスキルや誰にも真似することが難しいようなテクニックではありません。多くのスタッフをまとめあげるコミュニケーション能力や他の人の意見を聞くことができるような柔軟性が必要です。ブリッジというように、架け橋のような役目を担うことができれば申し分ありません。
そして、当然ながら外国人スタッフとのやりとりをするだけの語学力も必須といえます。
外国人と協働してビジネスを進める上での留意点となるのが、ビジネスや商習慣の違いです。ついつい日本を基準にして考えてしまいがちですが、外国人を相手にする場合には配慮が必要になります。
国民性を念頭において接することで、結果的にシステムエンジニアとしての知見を深めることにもなります。国際化の波が押し寄せる現代社会を勝ち抜くためにも有用です。